今回のお話は、
失礼な言動をした相手を注意した。
「あなたが思ってることの全部が正しいわけじゃない。こっちは言われて気分が悪い!」
の後日談です。
この前の記事では、
普段から仕事中に「はい」、「はい」と言うことを聞いていると、相手はあなたを褒めてくれたり「優秀だ」と思ってくれるのかと思いきや、結果は逆で、ナメられるようになる。
これを挽回するために私がとった行動というのが・・・。
というお話をしました。
小田義洋です。
というわけで今回の話は、前回の後日談です。
前回にお話することができませんでしたが、どうしてもお伝えしておきたい『方法』がありましたので。
今回の「自由へのパスポートを手に入れる方法」、
それは「行動し続けること」です。
自分が好きなこと以外、全部無視。
いちど相手と関係がこじれたら、あなたはどうしていますか?
もう終わり?
そこまでいかなくても、
もう二度と話さないですか?
事務的な会話だけして、それ以上は踏み込まない?
仕事と、あとは忘年会や新年会、何かのお祝い食事会など、
会社で開かれる飲み会の時は表面的にでも仲良さそうに会話する?
できればそんな時でも、遠くの席に座りたい?しゃべりたくない?
続きを読む前に少し、今までを振り返ってから読むと、効果があがります。
・・・・・(考え中)
・・・・・
・・・・・
では、先に進みましょう。
実は私も、昔そうでした。
色んな事、避けたかったです。
だからお気持ちはよくわかります。
嫌な人と会話する時間がもったいないのは勿論のこと、
それ以上に嫌なのが、『苦痛』ですよね、精神的に。
「今日、飲み会だなぁ。アノ人と近くの席になるの嫌だなぁ・・・」
と思うだけでもしんどいですよね。
今日の夜のことを心配するだけでもエネルギーが漏れて、
仕事も集中しにくくなります。
だから嫌な事はできるだけ避けたい。
本当によくわかります。
ただ同時に、これも私はよくわかるのです。
それは、
そんな「嫌な事」を避けてばっかりではいられないということ。
嫌な事はやらずに、自分がやりたいことだけをやる。
出来なさそうなことはやらない。
出来る自信のないことはやらない。
やるように言われても無視する。
気に入らない人・事には関わらない。
こういった「自分にとって都合の悪いこと」を避けてばかりはいられないと思いませんか?
実は私、こういうことを徹底的に避けたいんです。
さきほど「『嫌な事』を避けてばっかりではいられない」と言いましたが、
これはあくまで「サラリーマンだったら」の話です。
もっと本質的にいうと、「雇われの身であったら」ということです。
気に入らないことに関わる時間がムダ。
そこに登場する人の性格を考えたり、今までの行動を振り返って、
今日、自分がどう振る舞うかをシュミレーションするのが嫌。
相手のご機嫌とりに心を砕くのも嫌。
オレの人生、そんなもんじゃないはずだ。
好きな時に、好きな人と、好きなことして過ごしたい。
欲しいものを欲しいと言って何が悪いんだ。
だから私はアフィリエイトを始めたんです。
批判や嫉妬が出てきてやめる人と、それがあることで「成功している証拠だ」と思える人に分かれる。
この前 言い合いした相手が、私にメールを送ってきました。
「小田さんはさっき○○をしていましたが、その行動は普段からですか?
今後のために、今、小田さんがどういう場合に○○をして、○○をしない時とはどういう時なのか、教えていただけますでしょうか?」
という趣旨のメールでした。
私の心の声として第一声。
「ほらほらー。やっぱ警戒してるやん!(笑)」
そう思った理由は、
真向いに座っているのにメールで聞いてきたことです。
今までだったら偉そうな口ぶりで言ってきたはずなのに、
しかも周りの人に、「小田がこんなヘンなことした。間違ったことした。あなたは間違ってる。そうですよね?」というような吊るし上げみたいなことを言ってきてたのに
(そしてこの後、「はい、私が間違っていました」とわざわざ返事させる)、
今回はそんなこと言ってきませんでした。
しかし、
『警戒してるやん』と思ったと同時に、
「イケ好かない」気持ちも出てきました。
このメールが、純粋な質問ではないことをすぐに察知したからです。
疑問形で聞いてきてはいますが、言ってることは疑問ではありません。
追及の準備です。
「スキあらば責めてやろう」という意図が透けて見えます。
「今後のために」なんてメールに書いていますが、それはウソです。
私からすれば、見え見えの『それらしい』ことを言ってきてます。
要は「あんた、それは越権行為じゃないの?」と言ってきているのです。
それ以外に、何がありますか?このメールの意図。
考え方でおかしいところがあれば、「あなた出来てないよ」と言って、私を下に引き込もうとする、その準備のための質問であることがわかります。
「この前あなたは私に注意したけど、そういうあなたも大したことないよ」と言いたいのです。
自分の知っている範囲の水槽で泳いでいて欲しい。
だから、知らない所に行かれて自分がコントロールできないのが気に食わないから、こうして私を、自分の知っている範囲に留めておこうとするのです。
だから私の欠点を探そうとする。
それが私がさっき『私を下に引き込もうとする』と言った意味です。
まぁ要するに、今までの関係を復活させようとしたワケですね、相手は。
自分が偉そうに言えて、私がへーこらする関係に、もう一度ひっくり返そうとしたワケです。
私も「ここが分かれ道だ」と思いました。
健全な人間関係を構築する意味において。
相手とケンカしたいわけではないのです。
そうではなく、
相手に「No」が言えない関係は健全ではない、ということです。
ですからメールでの質問に対する回答も、
今までの私なら
「○○すべきでしたね、すみません」とか、
「○○だと受け取られるような紛らわしい行動をとってすみませんでした」
というように、相手を擁護したり正当化することはあっても、
自分の主張を相手より優先するのが苦手だった私が、
「これこれこういう時には○○しますが、今回のような時には△△します。
これは今までもやっていたことで、今回に限ったことでもなければ、越権行為でもありません」
と、経過や事実を伝えるにとどめました。
関係改善には熟成期間が存在する。
この「とどめた」とういところ、重要です。
意識的にじゃないとできないからです。
「私は悪くない。
かといってあなたが悪いとは言わないけど、
こちらがへりくだることじゃないし、私が悪者になって丸く収めるようなことはしませんよ」
という確固たるものがなければできないことですから。
「とどめる」というのは。
人はつい何かと、間(ま)を埋めようとする習性があります。
今回のメールでいうと、「とどめる」ことが出来ず、言い切りのかたちのメールを送るとカドが立つんじゃないかと思って、余計な言葉を入れてしまいます。
「私もあなたに誤解させるようなことしてすみません」のような。
しかしこれは蛇足です。
なぜなら、
空白の間(ま)を沈黙のまま相手と対峙していられるかというのは、
相手に自分の気持ちを伝えるうえで大事な要素だからです。
この間(ま)をどれだけ耐えれるかで、自分の気持ちの強さが相手に伝わります。
今回の一連の出来事を振り返るに、
私が相手を「注意する」ということをした後「そわそわと落ち着かない」気分になったのは、
私が誰かを注意することに慣れていないからです。
それだけ私は今までに、負け癖、謝り癖が付いている。
そんななか、注意だけでなく、
相手に謝らせて自分は謝らなかった。
毅然とした態度で接した。
これを私が自分で「らしくない」と思っているのです。
だからそわそわして落ち着かない。
でも、今までの方が、最初は「らしくなかった」はずなんです。
相手に非があることでも、事態を丸くおさめるために条件反射的に謝り始めた頃は、
その対応の方が「あれ?」と違和感があったはず。
それが今では、条件反射的に謝ることに違和感がないくらい、謝ることが自然になってしまった。
ってことは、この「毅然とした態度」もそのうち慣れて、これが本来の自分みたいに思える日が来ます。
『あなた』というブランドを確立するのにも、熟成期間が必要です。
本来の自分みたいに思えるようにするために思い続けておかなくてはいけないことは、
自分の意見を言った『直後に』、自分のやったことをジャッジ(○か×か判定)してはいけないということです。
仮に今回のように毅然とした態度をあなたが取ったりだとか、
もしくは別の場面であなたが意見を求められる場面があったから意見を言ったとして、
それに対する周囲の反応が良くないものだったとしますよね。
でも、
相手の反応が思わしくないからといって、
表明した言動をすぐに引っ込めてはいけません。
そのまま同じ路線、同じカラー、同じ論調でやり続けることです。
「繰り返し」がポイントです。
なぜなら、
相手もあなたの意見を受け入れる準備をしているからです。
心の準備を。
そりゃそうですよね。
今までさんざん謝りまくって、
相手を擁護して、
自分を悪者にして、
相手が不自由になるくらいだったら自分が我慢しよう
という考えで行動を決めてきたあなたが、
一転して
相手の言動を注意したわけですから、相手は戸惑います。
ひらたく言うと、キャラの変化っぷりに付いて来れていないのです。
今後も相手の反応が思わしくない時は、
相手が、あなたの意見に反応するのが遅れている、と思えばいいです。
それに、
「キャラの変化っぷりに付いて来れていない」のは、あなたも同じではありませんか?
今までさんざん謝りまくって、
相手を擁護して、
自分に厳しくストイックに対応して、
このまま自分の意見を貫けば、相手が思い通りに出来ない。それを想うと
「私が相手の自由を奪ってしまうことになるのではないか」くらいに自分を責め、
「そうなるくらいだったら私が・・・」と我慢して、
「これからは『衝突』とか『意見の食い違い』とか、そんな状況になること自体を避けないと・・・」と、自分に原因を求めてきたあなたが
一転して
相手の言動を注意したわけですから、あなた自身も戸惑っているんです。
だから「そわそわ」しているのです。
両者ともにそんな状態なのですから、
出した意見を引っ込めてはいけないし、意見を変えてもいけない。
意見を言った直後にジャッジして、
「思い切って言ってみたけど恥ずかしくて死にそう。もう消えたい。こんなこと二度と言うもんか」
などと思ってはいけません。
これはあなたが今後、ビジネスで情報発信していくうえで、非常に大切な考え方です。
カラーとか特徴、キャラと言われるものがやがて「ブランド」に発展していきます。
あなたというブランドです。
「小田君のことだから、これはこういう意味だよね」
「あなたのことだから、そんな意味で言ったんじゃないよね。みんなは誤解してるけど、私はわかったよ。」
「あなただったら、この文章にしても信用がある。みんなわかってくれるだろう」
そう言ってもらえるようになれば、しめたものです。
印象が評判になり、評判は信用になり、その信用の繰り返しが「ブランド」になります。
追伸:
モメた後に「同じように振る舞ったか、ブレたか」で、あなたのブランドが決まります。
追伸2:
今回の例で
私が「同じように振る舞えた場面」はどこでしょう?
私が「ブレそうになった場面」はどこでしょう?
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