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小田義洋です。
今日も自由へのパスポートを手に入れる方法について書いていきます。
この記事を読んで習得するスキルは、
「相手が欲しがるポイントを見抜く」
です。
では、いきます。
こんな人、私たちの周りにいませんか?
仕事でわからないことを私(あなた)に聞いてくる。
でも聞かれた内容を、私(あなた)は知らない。
「すみません。私ではわからないです・・・」。と答えると、
本人が『わからない』と思っていることをいっぱいしゃべり始めるんです。
「ここの欄には何の数字が入るのか、わからない。
全国にある支店で集計した数字を書けばいいのか、契約するひとつの支店で集計した数字なのか」。
「もしここに入る数字が『全国の数字』なら、次の欄は○○になるはずなんだけど、
もしここに入る数字が『ひとつの支店』なら、次の欄は△△になる・・・。
でも不親切に、どっちを書いたらいいか書いていないんだよね・・・。
小田君、こういう記入の仕事、やったことある?」
というような展開です。
私から答えを引き出せないことはさっきの会話で見当がついたはずなのに、
あーでもない、こーでもないと延々と、『わからない、困った』ということを言ってくるのです。
でも本当は本人は、次に『どう動かなきゃいけないか』を知っています。
知っているけど、タダでやりたくないのです。
『あるもの』が欲しいのです。
わかりますか?
これがわからない場合、会社では相手の言動にウンザリしてしまいますよね?
ウンザリして当然です。
なぜなら・・・
相手が恩着せがましいからです。
- 「私はこんなに忙しい」
- 「私はこんなに重要ことをやっている」
- 「こんな重要なことを任されるのは私が重要人物だからだ」
こういうことを延々と言い続けるから、聞く方はウンザリするのです。
いわゆる『値打ちを出してる』というやつです。
これが恐いのは、
- 仕事中には特に雑談もしない真面目な人。
- 仕事に集中して無口になってるだけで、実はむちゃくちゃ重要な仕事をしている人。
- 規定や約款、契約書等、難解な文章を読解している人。
- ルールや規則を作成するためにイメージしている人。
など、取り立てて「あれやってる」「これもやってる」といちいちアピールしない人が、まるで何もやっていないように見えてしまうことです。
本当はそんなこと全くありません。
むしろ逆で、静かにしてる人ほど内面では思考が高速回転しています。
コマを思い出して下さい。
回転が遅いほど、グラグラして動きます。
高速で回っているコマほど、ピタッと止まって動いていないように見えます。
あれは、ブレが無いからです。
人も同じで、
アタマの中が高速で動いている人ほど、カラダはゆったり動いています。
けれど、その動きにはムダがありません。
逆に、
「忙しい」を連発してバタバタやっている人ほど、段取りが悪かったり、
優先順位を間違えています。
もっといけないのは、やらなきゃいけない事でもそれが『嫌な事』だと後に回します。
そしてその仕事が炎上してから火消しをバタバタとやり始めるのです。
その「バタバタ」を本人は『忙しい』と言っているのですが、嫌な事を後回しにしたからそうなったのであって、それは『なるべくしてなった』というだけのことです。
今回、例にしているこの人のように
「私はこんなに忙しい」
と言って値打ちを出してくる人の仕事ぶりも、よく見なければいけません。
本当に少ない時間のなかで重要な仕事が目白押しになって、首が回らない状態になっている人は、そんなムダ口をたたかないからです。
ギャーギャー言っている人ほど、実は余裕があって、忙しいアピールを、つまり周囲を見ながら仕事している可能性が高いです。
事実、周囲にギャーギャー言う余裕はあるわけですから。
さきほど、値打ちを出してくるのを『恐い』と言ったのは、
こういう人の仕事ぶりに目が釣られると、
静かにやっている人が『仕事をやっていない』とは言いませんが、
『静かな人よりアピールしてくる人の方が、
仕事をやっているように見えてしまう』場合がある
ということが恐い、ということなのです。
この記事だけ読んでいるあなたは「うっそだー!?」と思うかも知れませんが、
人は、例えそれが訓練を受けた人事考課者(課長、部長クラス)であっても、
- 何度も何度も目にしている人に親近感を覚えたり、
- 頼まれてもしない仕事でも甲斐甲斐しく自ら進んでやる人には高得点を付けたり、
- 同じ仕事の結果でも堂々と、元気に、前向きに報告する人と、怒られることをビクビクと警戒しながらオドオド報告する人とでは、前者の方が『積極的で仕事に取り組む態度が良い』となって人事考課が上がったり
します。
これが『人』の心理です。
人情と言ってもよいでしょう。
私は、まず第一に真面目であろうとします。
その次に、正確であること。
冗談や性格は、最後の『おまけ』ぐらいにしか考えていませんでした。
しかし社会に出ると、
その『おまけ』部分を人は『人柄』とか『人となり』と言います。
それだけならまだしも、会社の人は、お給料やボーナスを決める際、そちらを重要視したりします。
時代遅れの会社なのかも知れませんが、実際にあった話です。
『印象』という、目に見えないもので査定の大半が決まっていたのです。
これは私に言わせれば、
『無いよりもあった方がいいもの』であって、最重要視する要素ではありません。
なぜなら、
これは社内価値だからです。
私たちがこれから一人で稼いでいこうと思った場合、
1+1=の問題を、何回テストしても「2」と書けるようにすることが第一です。
明るく言えば「3」と書いても許される、というものではありません。
何回テストしても、1+1=2と安定して書けること。
これが出来ない、たまに1+1=3と書いてしまうような人を、
誰も信用しません。
でも会社の評価では、
100回、1+1=2と解答できる頭脳を持った人よりも、
100回のうち2、3回ですが「1+1=3」と書いてしまう人でも明るい人の方が、印象含めてトータルで考えた場合、評価が高いことがあるのです。
これは、今まで真面目一本でやってきた人には理不尽極まりないことです。
このまま今の会社にいて大丈夫ですか?
ここまで酷くなかったとしても、真面目にしていることがちゃんと評価されていますか?
もしひっかかる点があるなら、将来的に危険です。
あなたは『不利な試合』をしていることになるからです。
私たちには、『本当の価値』を身につける時が来ています。
恩着せがましく言って、「凄いね」の言葉を欲しがったり、そのために値打ちを出してくる人は、「自分のやってることが凄いことなんだ」を確認することで気持ちがいっぱいなんです。
だからずっと、相手の自分に対する印象・評価を意識しとかなくちゃいけない。
だから、『自分がちゃんとやっていること』を、周囲に知らしめたい。
- 「わたし今、こんなに凄いことしてるのよ!ねぇ凄いでしょう!」
- 「みんなに代わって私がやってあげてるんだから、感謝しなさいよね!」
- 「見てコレ。私だからこれくらいのしんどさで済んでるけど、あなたがこの仕事したらもっと大変よ?最後まで出来るかな?」
こういうことを言いたくて必死なのです。
だから、自分が欲しい言葉がもらえるまで、何度も何度もカタチを変えて周囲にアピールしてきます。
これは、早く相手の欲求を満たしてあげないと、相手はどんどん『しつこく』なります。
この記事での本来の狙いは「相手が欲しがるポイントを見抜く」ことでした。
ですからここで、
「あなたのこんな苦労は私ではとうていこなせそうにない」
「見ている分には、その難しさがわからないのですが、いざ自分がやるとなると相当な気苦労があるのでしょうね」
等を言ってあげることが出来ればスキル獲得です。
しかしこの例の場合、相手がタチが悪いです。
「言え、言ってくれ」
と、なかば強要するようにしつこいです。
この場合、2次的な副産物ではありますが、
周囲の雰囲気を良くする
周囲で聞いている人をウンザリさせない
こういう課題をクリアすることにも、「相手が欲しがるポイントを見抜く」スキルは
効きます。
今回の場合、一見、お客さまはこの『しつこい人』だけに見えますが、
恩着せがましい会話を聞かされて嫌な気持ちになっている『周囲の人』も、お客さまだったのです。
以上、「相手が欲しがるポイントを見抜く」スキル習得のお話でした。
追伸:
このスキルを使って誰かを助けてあげて下さい。
その場では色んな状況があるので声に出して言えなかったとしても、
内心では『○○さん(=あなた)、ありがとう。助かった』
と思ってくれた人は、あなたのファンになりますよ。
追伸2:
「やってます」アピールをする人の方がお給料面が良くなる会社なら、
あなたもそろそろ、一人で稼ぐことを考える適齢期です。