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お金があったら、会社に依存しなくていいです。

その時点で「自分の力で稼げてる」ということですから給料額が気になりません。

給料額が気にならないということは、会社の評価も気になりません。

 

  • 『嫌なものは嫌』、
  • 『おかしいことはおかしい』、
  • 『私の意見はこうだ!』

 

って、

面と向かって、相手から目をそらすことなく、ビクビクせず、背中が丸まることなく、お腹に力を入れて大きな声で言えます。

お金があれば。

 

逆に、

お金が無いと、相手が変で、私が感じたことが正しかったとしても、

それを言えません。

相手を立てたり庇ったり、とにかく『私が悪かったです』というスタンスで相手の怒りを静め、自分が悪者になって物事を終息させることに一生懸命になってしまいます。

 

『それ、本人に直接言えよ!』

 

なんて、とても言える状態じゃありません。

 

 

とにかく、会社に行くのにビクビクします。

 

みんな社内ではパソコンを使って仕事をしています。

そんな折、上司が「はい、みんな聞いて。この前の上席会議で話し合ったことをみんなに伝える」。

という声がかかりました。

 

返事をしたのは私だけで、他の人は無言。

しかも酷い人は相変わらずパソコンをカタカタ鳴らして、連絡なんてどこ吹く風のように無反応でした。

 

私は上司の連絡事項をメモしようと、パソコンに「テキストドキュメント」を用意したり、

今やってる仕事にキリをつけるために、マウスを動かしていました。

 

そしたら、私の向かい側に座ってる人から、

「小田君、手ぇ止めて聞こうか」と言われました。

 

たったこれだけの言葉なのに、

私は腸が煮えくりかえる気持ちになりました。

お腹は熱く、呼吸はハァハァと浅くなり、膝はガクガク震え、手に汗いっぱいかきました。

そして「言おうか、言わまいか」で1分ほど迷いました。

 

しかし、

上司からの連絡が終わると、『待ってました!』と言わんばかりに私は向かいの人(Aさん)に声をかけました。

 

私:

「Aさん?」

 

Aさん:

「なに~?」

 

私:

「『なに~』じゃないでしょ?

今のあの一言、どういうことですか?
あなたに私の行動は見えてないでしょ?
前から見えるだけなんだから。

私はね、上司の連絡事項をメモしておこうと思って、パソコン上にテキストドキュメントを用意していたんですよ。

あと、話を聞く態勢になるために、やりかけの仕事の画面を消したりしていたんですよ。

それを何ですか? 見えてもないのに、私に『手ぇ止めよか』って・・・」。

 

Aさん:

「そんなこと言ってないよ。私はみんなに『話を聞こうね』って言ったんだよ?

だった上司が話始めてるのに、CさんとDさんはまだパソコンで何か仕事してたでしょ?

あれを止めさせようとしてたんよ」

 

私:

「ウソつくなよ!確かに『小田』って名前を言ったわ!

マズイこと言ったと思って今さら誤魔化すな!」

 

Aさん:

「わかりました。すみませんでした~」。

 

私:

「それからねぇ・・!」

 

Aさん:

「謝ってるのに上から言葉をかぶせて言うのはいけないと思いますけど?」

 

私:

「言い足りないんですよ!

あなた『すみませんでした~』って、全然悪いと思ってないでしょ!

ここで言うの止めたら、あなたのやったことが全然明らかにならない!

私がどれだけ嫌な思いしたかも伝わらない!だから言うんです!

 

Aさんね。

CさんとDさんの行動を止めさせたいんだったら、なぜ直接CさんとDさんに言わないんです!?

それ、自分が悪く見られたくないからって、私をダシにして、私を注意するフリしてCとDに言うこと聞かせようとしたってことでしょ!?

役職で下の人間は、そんなことも黙って言われないといけないのか!? 違うでしょ!

あなたが『こうだ』と思ったからって、実際もあなたの思った通りじゃないんですよ!

そんなこと言われてこっちは気分悪い!」

 

 

こういうことがありました。

Aさんがズルかった。逃げた。自分のやらなきゃいけないことから。

今回の場合、CさんDさんに注意するのがAさんのやらないとダメなことでした。

 

今回ばかりは相手の言動があまりにも自分勝手というか、まるで私の人格が踏みにじられてるように感じました。

同じ職場で働く以上、一度こんなことを許せば、調子に乗ってまたやってくる。

そう思った私は、後のことを考えると恐かったですが、注意することにしたのです。

 

 

サラリーマンである限り、根本的には変えられないかも知れません。

 

自分の欲求を満たしたり、

自分が優越感を感じたいがために、誰かをダシに使ってはいけません。

特に、自分が威圧できたり、優位に立てたりする「下の者」に対しては。

 

本当に注意したい人(CさんDさん)は別に居るのに、

CさんDさんに直接注意したらカドが立つからといって、

何も悪いことをしていない私を悪者扱いして注意し、

その声をCさんDさんに聞こえるように言うことで

CさんDさんの行動を正そうなんて、これっていわゆる『生贄』です。

 

一度このやり取りをさせることを許してしまうと、これから先ずっと生贄にされると思いました。

こいつにならこういう扱いしても大丈夫。

雑に扱っていい対象だ。

「そういう存在として、お前は居る」ぐらい思う人が出てくるから、きっと。

身代りというか、盾というか、ほんとうに『生贄』そのものです。

「私、悪役になりたくないから、言いやすいあなたを怒る。

あなたは一番下の役職やから、当然のようにあなたが泣いて」って言われてるようなものです。

 

でも・・・おい。それ、俺に言うことじゃないだろ?

何か言いにくいことがあるのか?

言うべき相手、目の前に居るじゃないか。

 

こう言ってやりたかったのです。

 

 

『本人に直接言えや!』と言えるようになりましょう。

 

そのためには、お金を稼げる資質を身につけないといけません。

そこで大事になってくるのが、

「今あるものを『欲しい』と思える」という考え方です。

「自分にはそれが無い」という前提で自己啓発すると、自分に足りないものばかりが気になって、強みを見つけることができません。

自分を責めることにもなります。

今までやってきたことは何だったんだ!? 全てムダだったのか!?となり、

『今からイチからやり直すには時間が無さすぎる。だからやめよう』となります。

 

だからそうするのではなく、

今持っているものを有効活用できるよう、

  • 今の条件
  • 今の環境
  • 今の課題

を活かしきるのです。

 

この酷い状況があったからこの力が身についた。

あの嫌な思い出があるからこそ、自分を正直に見つめることができた。

あれだけ恥をかいたからこそ、自分の弱点を隠すことが人生を遅らせているとわかった。

 

そういった、

この環境ならではの経験をもとに、私もあなたも飛翔するのです。

 

お金があったら、

会社に依存していないから、

会社の評価は給与金額に関係ないから、

いじめもパワハラも、左遷もされる可能性もゼロだから。

 

だから

『嫌なものは嫌』、

『おかしいことはおかしい』、

『私の意見はこうだ!』

と、言えます。

 

追伸:
サラリーマン世界で偉そうにできたって、そんなのドングリの背ぇ比べです。

 

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