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うっさいわ!

言いやすい奴やからって偉そうに言うな!

しかもこれ、ほんまはお前がやる事やろ!?

 

例えば、

嫌なAさん:

印鑑証明書を金庫から出して。

○○重要書類が要るからちょっと取ってくれ。

 

私:

(お前の後ろの棚にあるんやから、お前が動けや!)

 

A:

あの数字が要る、あの書類どこだったっけ?

 

私:

(「あの数字」って何やねん!それがわからな「あの書類」がわからへんわ!

お前が思ってることを、同時にみんながわかってると思うなよ!)

 

A:

おい、この「○○はアクセスできません」っていうのは、どうしたらええの?

 

私:

何を見てそれが出てきてるねん!何をやっててそうなってん!

説明が全く無い!

どうせパソコンのエラーか何かなんやろうけど、

こっちに「あぁ、パソコンのことなんだろうな。はいはい。

あなたのモニターの前に来て欲しいんですよね?」って、穴埋めの解釈をさせるなよ!お前がちゃんと言え!)

 

A:

お前、ここの数字、間違ってるぞ。

 

私:

(それ、誰に言うてるねん!部署に「お前」はいっぱいおるわ!名前で言え!

「オレ・私、何か間違ったかな・・・」って、みんなを心配させるな!)

 

小田義洋です。

 

今日も自由へのパスポートを手に入れる方法について書いていきます。

今回のテーマは「あなたの欲求」です。

 

『自分の本当の欲求に気付くこと』で、

どれだけ人生が変わるかを考えてみて下さい。

普段の何気ない行動のなかにも、欲求は隠されています。

その欲求が何であるかを知って動くのと、知らずに動くのとでは、

後々の結果に雲泥の差ができます。

ヘタをすると、人生を棒に振ることもあります。

これは、自分の『欲求』を自覚していないからです。

無目的に行動するから『その場しのぎ』の連続で、

後から人生を振り返った時に何も残っていないのです。

お金も、お酒とタバコや女遊びに消えて終わるのです。

そして言うのです。

『あぁ、今、あの頃のお金があったらなぁ・・・』。

 

欲求があるのに、それと不一致の行動・生活をすることは

それだけでストレスとなり、ストレスはあなたのエネルギー低下を招き、

成功に必要な行動を鈍らせます。

ですからあなたも自分の欲求を知ることに注意をはらって下さい。

 

では、いきます。

 

文句を言われたら、ビクビクします。
でもそれに惑わされたくない!

自分がちょっとお尻を動かして取ったらいい書類でも、

いちいち私に言って、持って来させようとする。

私を動かす。

 

「あの書類」とか、「あれ」という言い方で、

自分のやって欲しいことをわからせようとする。

 

自分がアタマの中で思ってることは、相手も同じように思ってる、と思ってる。

自分が当たり前と思ってる『前提』を、相手も持っていると。

 

これってすごい身勝手で、わがままです。

 

私:

すみませんが、証明書を取りに行って下さいますか?

 

A:

ほんなら申請用紙、書いてくれや。

 

私:

(はぁ?毎回、さんざん書き方を教えてるやろ!?

やり方を知ってて、わざとオレに書かせるんかい!

「取りに行く」言うことは、その用紙に書くとこからお前がやるんやんけ!

それをオレがやるんやったら、なんにも(仕事の)同時進行にならへんわ!

お前ほんまに「行く」だけかい!?)

 

証明書を取りに行ったら行ったで、会社に帰ってきてから、

「小田さん、○○が抜けていましたよ」

と嫌みったらしく言う。

しかもめっちゃ細かいコト。

 

反対に、私が用事を頼まれて官公庁等に手続きに行くこともあります。

その時に官公庁の受付カウンターで、

書類に不備があるために色々聞かれて、何とか知ってる範囲で対応する。

 

会社に帰ってから不備内容を報告し、「今回は無事にできました。ですが次からはここの書き方を・・・」と言うと、

「そんなん、ちょっと気ぃ利かしたらわかるやろ。いちいち言うてくるなよ」という反応になる。

 

私:

(はぁ!? どっちが『いちいち』やねん!

こっちは内容に重大な誤差があったから「気をつけて下さいね」という意味で言ってるんだ。

お前が嫌みで言ってくるのは、見たらわかるようなレベルの『アラ探し』やろうが。

人にはエラそうに言うくせに、自分が言われたらそんな対応かい!?)

 

それに、

証明書を取りに行って会社に帰ってきたら、

明らかにゴミとわかる空の封筒も「はい。返しとくわ」と言ってオレに渡してくる。

 

私:

(はぁ!?

それ、証明書の発行手数料として、お前に渡すお金を入れるために用意した封筒やろ!?

ちょうどの金額を入れて渡してるんやから、そら申請でお金を払ったら、封筒の中はカラッポになるよ!?

それって、ゴミでしょ!?

なんで「返しとくわ」になるの!?

返されたオレは、その封筒をどうすると思ってるの!?

そんなんお前が捨ててくれや!)

 

で、そんな『嫌なこと』をしょっちゅうするAさんが、

証明書を取りに行く仕事を私より上の役職者から頼まれたら、申請用紙を自分で書いてる。

『ほんなら書いてくれ』とは言わない。

初めから同意しているかのように自分からすすんで、おもむろに準備し始める。

 

私:

(おかしい・・・!!)

 

またある時は、

私より上の者が5分遅刻してきても、それは何も言わないのに、

私が始業3分前、ギリギリに事務所に入ったら

「もっと余裕持って来い!」とエラそうに言う。

 

こういうのって、

相手が年齢的に目上の人や、役職が上の人から言われると、

「そんな言われ方をする私が悪いのかな・・・」とよく思ったものです。

なんか、すごい罪悪感が出てくるのです。

「しまった!怒らせた!」とか、「自分がやる前に先に言われた!」とかですね。

何があっても一貫して「私が至らなくて申し訳ございません」というスタンスでした。

 

でもある日から、『ちょっと待てよ?』と思い始めました。

 

冒頭で紹介したAさんタイプの人って、

こちらがやってもやっても、いっこうに気が収まらないのです。

それどころか、要求がどんどんエスカレートしていったりします。

 

(これ、オレじゃなくて、相手に『何か』があるんだろうな・・・)

 

 

欲求という切り口から、問題を特定する。

こういうことする人って、どんな欲求があるのか考えたことがありますか?

ズバリ同じ事例をあなたが経験したことがなくても、

『押しつける』とか『自分で決めない』人は見たこと、接したことがあるはずです。

そういう人の欲求を考えてみて下さい。

なぜなら、そこにも『成功の秘訣』が隠されているからです。

 

今回のように『押しつける』とか『自分で決めない』人というのは、何かその日に特別な用事があって、早く帰りたい日なのかな?と考えることはできます。

でも私が経験したAさんは普段からこんな態度ですので、特別な用事ということではなさそうです。

 

じゃあ他の可能性。

 

外部環境ではなく、本人の内部環境、特に心理

欲求という切り口から問題を考えると、何が浮かび上がってくるでしょうか。

 

 

会社の売上を伸ばすため、ではなさそうですね。

まさか仕事の効率化を図るために、自分がやらなくてもいい仕事は他人にドンドン任せる、というのを実践した結果、封筒などの『そんなこと』までするの?

それは効率化とは違いますよね?部内、ギスギスしますから。

 

 

(Aさんは)会社を辞めて独立したい?

そう思ったとたん、会社の仕事が急に嫌になって、簡単な事を『くだらない仕事』と決めつけて、私にさせようとしてる?

Aさんは普段から『そんな態度』です。

もし会社を辞めたくてしてるとしたら、辞める決断が『出来なさすぎ』ですね(笑)。

「もう10年以上悩んでるぞ」って話になりますから。

ですからこれも違ってそうです。

 

 

(Aさんは)愛されたい?

これ、どうですか?

凄いと思わせて、接する相手をビビらせたり、緊張させたりして一目置かれようとする人、たまにいますね。

そういう態度で接して、上得意に対する接し方を求めてる?

すごく気にかけて欲しいのか?

気を使わせたい?

 

可能性としてはありそうですけど、いまいち腑に落ちないですね。

ここまでは『ポジティブ方向への欲求』でした。

 

次は『○○は避けたい』という『ネガティブ方向への欲求』、

つまり『恐怖』に根ざした欲求の可能性を考えてみます。

 

 

(Aさんは)競争に負けたくない?

これ、ありそうですね!

いつもエラそうですから。

声もわざと低くして、ドスのきいた声でしゃべったり。

で、自分が間違えた時には笑ってごまかしたり、凄んでみたり。

とにかく「ごめん」と言わないですから。

 

では、

競争に負けたら、どうなるのでしょう?

だってAさんは「競争に負けたくない」と思ってるわけですから、

負けたら都合の悪い『何か』があるのです。

その『何か』を避けたいのです。Aさんは。

それは何?

 

ここから思い当たるのは、

 

自分だけ不幸になりたくない。

 

孤独になりたくない。

 

こういったことが挙げられます。

つまり、自分一人だけはみ出したくないという、恐怖を避けたい欲求です。

負けたらバカにされそう。その『バカにされる』のを恐れるというのも、

仲間はずれ=孤独 を恐れてのことです。

 

どうやらAさんは、

私がどうのこうのと言うよりは、Aさん自身が傷つかないように、自分の周りに垣根を作っているのでしょう。

 

 

感情は抑えず、正しく配置する。

今回はAさんを例にとりましたが、

こういうことは私自身にもあります。

ありますどころか、しょっちゅうです。

あなたが成功したいならば、

「成功には感情、特に怒りのコントロールが必要だ」

という趣旨の言葉を聞いたり、本を読んだりしたことがあるかも知れません。

ここで誤解しやすいのは、

『怒りは自分も他人も傷つける不要なものだから、できるだけ押し殺しなさい』といった誤解です。

 

感情で、喜びは必要だけど怒りは不要。

なんてことはありません。

 

要らないものだったら、神様は我々にそれを与えていません。

要るから、あるのです。

使い方を私たちが知らないだけです。

 

つまり、

怒りが悪いのではなくて、

その根っこにある『本当の欲求』を見つけるまで深く掘らずに

怒りに振り回されて日々を過ごすのがいけない、ということです。

 

あとはその怒りをぶつける相手を間違えないことです。

怒りは、相手にぶちまけるものではありません。

自分との対話の時に、対話のネタとして、きっかけとして使うものです。

そうすれば、金の鉱脈が見つかります。

怒りは、あなたに本当の欲求を告げるサインなのです。

 

追伸:

「怒り」君が言っています。
「ボクも仲間に入れてよ」。

 

 

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